移住者受入れ企業 file.1

社長の私が、移住者第一号

アルプスメディカル代表取締役 深津博行 56歳
出身地/東京都

市町村との協賛を目指す

「何せ、私自身が移住者ですから…」
東京出身の深津社長が独立して会社を持ったのは長野県・伊那市でした。
「こちらは家との距離があるでしょう。薬箱を置いてもらうのに大変でね。」と当時を振り返ります。
大学生の頃に、アルバイトのつもりで置き薬の世界へ飛び込んでから早35年。時代と価値観が流れて、その上にコロナ禍が世界を覆いました。
「地方へ移住したい、田舎で暮らしたいと考える人が、伊那市だけでも年間500件の相談があると知りましてね…」
しかし簡単に移住してこられるわけではありません。家、仕事、教育…。
自らが移住者である経験から、一つの想いが膨らみます。「‟移住者受入れ企業”になろうじゃないか!」
近隣市町村役場を訪問しては雇用の意思を伝え、協賛の申し出をしていると言います。

 

田舎暮らしには良い仕事

伊那は工場が多い地域だけど、地方移住者はエンジニアじゃなければ工場勤務より「うちみたいな仕事の方がいいよねー。」と言います。
せっかくの田舎暮らし。雄大な信州の中を移動する仕事の方が、田舎暮らしを実感できることは間違いないでしょう。
真夏にもかかわらずヒンヤリとした空気に出会ったり、ふとっ、カラカラと流れる田んぼのせせらぎを耳にしたり、山脈の初雪を観測したり、凍った冬の路面に心臓が止まるほど緊張したりと、
圧倒的に五感が受ける刺激の数が田舎暮らしの方が多いのは確かなようです。

 

人と触れ合うことが信州人への近道

「社員が野菜や果物をもらって帰ってくるんだけど、収穫時期は同じなものだから会社に溢れかえっている!」これは毎年毎年繰り返される歳時記です。訪問先のお客さんたちは、慣れた人には誰もが素朴で、方言たっぷりに対応してくれます。
移住者は地域に早く溶け込もうと努力しがちですが、この企業では社員の半数以上が移住者でありながら、社員の誰もが引けを取らない信州人たちで溢れかえっています。

 

このフィールドすべてが僕のもの、君のもの

「休日を有意義に過ごせてこそ、労働力が生まれる」、そう考える企業であることも移住者にはうってつけではないでしょうか?
何を趣味にしたいかはあなた次第です。キャンプに渓流・フライフィッシング、登山にスキーにスノーボード。農業・秋の松茸狩り?大きなマイホーム・夢のガレージ?大型犬との暮らし?大きなキャンピングカーも庭先に所有可能です。大いに遊べアウトドア派!
インドア派だって、清廉な空気に包まれた中での読書、昼寝、星空観察。大きな音量でのJAZZやクラシック。
このフィールドは僕のものであって、君のもの。どう過ごすかがあなたの人生そのもの。
ちなみに、アルプスメディカルでは「フィッシング部」が福利厚生部活動として公式認定。全社員こぞって海釣りに出向く姿を見ていると、海なし県・長野の弱点さえも補っています。どうぞご参加あれ。

art. H,Kobayshi(northwing)

 

アルプスメディカルの近隣フィールド


公開日2022/03/22・更新日2022/03/25
nwing

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